2000/12/30
さてさて、我が家では時〜々ふとどきなイノシシを鍋にして食います。ブタは進化の過程を遡ると我々の友達になると思います。ブタは屠札に獣医の許可が要りますが、イノシシは要りません。しかし最近は法の改正が必要だと保険所あたりは言い出しました。残飯等を食べることや野生化したイノブタ等が増えてきたからです。
ま、そんなことはどうでもいいことですね。では、良いお年をお迎え下さい。
2000/12/26
寒くなりました。
昨日は小学館の雑誌に原稿を書いている方が、トラクターで訪れました。寒いのにハ
ンドトラクターといって、チッチャなトラクタ〜に乗ってきました。聞けば北海道から沖縄までの旅の途中で、正月に帰るのでしばらく旅は中止するとのこと。
そこで我が家でトラクターはしばらく保管することになりました。四万十川を訪れる貴人奇人の中に入りそうです。
2000/12/15
おはようございます。
お正月に四万十川を旅しませんか。車はおんぼろですが提供できますので、みなさんとおいでてくださいませ。
そんなふうに、みなさんが遊びにきてくださる四万十川になればいいなぁと夢見ています。
2000/12/10
おはようございます。
高知は雨です。無農薬での麦づくりに挑戦すべく種まきをしましたが、これで発芽しそうです。誰のためでもなく、誰に売るためでもなく、転作の押し付けで麦をつくらざるをえなくなったというところです。農民の主体性は失われ、押し付けられて麦をつくる。消費者は安い輸入麦に走る。消費者が求めているわけでもないのに、農民も押し付けられて仕方なく麦をつくる。
戦前は強制発動までして米をつくらされた農民は、そのとき自由に売ることも許されなかった。今また自分の農地に何をつくるかの自由も、集落営農という名のもとに奪われていく。かくして、村に夢を持てない若者は村を去る。待っているのは過疎という現実━。
次に打つ手は過疎対策という公共投資、儲かるのは大手ゼネコン、それでもむらを離れない、いや離れられない農民は、自然を守る天使のようにおだてられて、採算性を無視して麦のタネをまく。一人でもこの麦を求める消費者がいることを信じて。
ちょっとぐちってしまいました。
2000/11/27
四万十の秋も深まってきました。柿はきれいに熟していますが。飽食のご時世食べる人もなく、カラス天下の過疎の村です。
2000/11/1
こちらは雨になりました。
さて先日は、生協のイベントで神戸に行って来ました。四万十川の流木を加工して実演と販売をしたところ、飛ぶように売れてびっくりしました。8万円ほど売上げがあり2度びっくりしました。粗大ゴミでも生かせばまたお役に立てるのですね。同時に、既成品にない素朴さに興味があるのですね。こちらは川のゴミを都会に持ち込むようで心苦しい思いでいるのに。
さて高知県知事がホームページで自分の意見を述べていますが、高知県はショウガで有名なのだから、海外から輸入して高知ブランドで売り差益を農家に還元すればよい、といった内容にはびっくりしました。
僕の解釈が間違っているかもしれませんが、一つの見方としてお聞き下さい。
ショウガをつくって、トン10万円の利益を農家が得ているとします。一方、外国から輸入してトン20万円の利益を上げるとします。すると10万の純利益が出ます。この金を農業の発展のために還元すれば、汗を流さなくとも、豊かな農業ができる、要は頭の使いようだ?というわけです。
高知県はショウガの産地としてのブランドを持っています。高知県産として出荷すれば高く売れるはずだ!というわけです。輸入農産物は国内加工すれば国内産として通用している現実を利用したら、農協も儲かるし、その儲けを農家に還元すれば、終局に於いて農業の発展につながるという理論です。
私個人としてはあきれて、開いた口がふさがりませんでした。情けなくもなりました。消費者が安くてきれいなものに手を出す現実にも問題があると思います。結局は、生産者から直接流通することを考えなければなりません。これが今の流通の現実かもしれません。流通の現実と指導者の考え方にはとうてい理解出来ないものがあります。楽をして海外の農家の汗を吸い取り、飢餓に苦しむ人々の食料を奪う発想にはエゴしか見えてこないと思うのですが。
2000/10/28
おはようございます。
さてこちらは、いま、ショウガの掘りとりの真っ最中です。中国産等に支配されて、米と同じような運命に置かれています。特に漬け物ショウガは中国さんを現地で漬けて輸入していますので、国産の漬け物は哀れなものです。それでも 一生懸命無農薬や低農薬栽培で頑張っている人もいて、こうした農家が消費者に評価されているのかといえば、必ずしも苦労が十分伝わっていない面もあるように感じられます。
心配するのは、農家がやがて疲れ果てて有機農業から離れていくことになりはしないかということです。
消費者が知らず知らずのうちに、安い輸入食品にならされている現実に日本農業の行く末が案じられます。「生協さん等」にご理解いただいたときが一番やりがいを感じるときです。くじけないで、また頑張ろうと勇気がわいてきます。収穫に頑張る仲間のところにこれから出かけます。
2000/10/20
私の生産している米の一つは「四万十源流錦」。これは風味というか、個性の強い米です。これを長所と考えるか短所と考えるかは、その人の個性によると思います。だから、ふつうの米に20〜30%混ぜ、混合比率は自分のお好みでと言っています。
そうそう、私は炭もやいています。四万十川にも昔の人が生活の知恵で護岸のために竹を植えていて、この竹を使って竹炭を作っているのです。
2000/10/25
米余り日本はいま村ごと揺れ動いています。米余らされ日本なのです。しかし水田が荒廃したとき、都市が危ないといえましょう。森を失い、自然のダムでもある水田崩壊の次は、水という血液を失った都市の砂漠が待っていると思います。
山村で棚田を必死で守っている農民の姿からこんなことを考えさせられました。四万十川の源流に向かって行くうちにこんなことを考えてしまいました。
2000/10/18
今日は雨になりました。昨日やっと稲刈りが終わりました。イノシシに美味しい米ばかり食べられたので、現行犯逮捕しました。かわいそうなので、収監して反省させています。山に帰すべきか、米の代わりに食べるべきか。牛肉を食べる人もいるので、イノシシを食べてもよろしいかな?でも、野生動物でも可愛いものですよ。それに頭は抜群に賢いです。カラスより脳は発達しているようです。人間とはずーっと昔は他人ではなかったかもしれませんものね。
ホームページでは、四万十川のことも紹介したいし、大野見村を訪れる方々に役にたつ紹介もしたい。そして、安全な農産物の紹介もしたい。僕が生産したものではなく、キレイナ水と大地からの贈り物ですから。
2000/10/14
おはようございます。稲刈りに忙しいです。イノシシにだいぶ食べられました。無農薬のイネをねらって食べるので始末が悪いです。農薬の臭いを知っているので、そんな米は食べないのです。人間よりはるかに自然食派のようです。イネ刈りが終わらなければ、暇なしです。
四万十川のほとりは、イネの傘かけの列がきれいです。柿も色づき、栗はイノシシがごちそうになっています。今の子供達はクリも拾わなければ、柿もとりません。自然を忘れた山の子供達が育っています。
都会の子供達と同じようにゲームをして遊ぶことが文化だと考えているのでしょうか。自然のなかで自然を知らない子供達が育っているのです。何かがオカシイと考えるのは非現実発想でしょうか?
2000/10/12
四万十川のほとりに誰でも利用できるハウスを構えています。友人が利用するというので、入居式に行っていました。私の村は大野見村と言いまして、酒を飲んで大野見損をした村のようです。坂本竜馬が脱藩に利用しました。と言っても、この村は竜馬も利用しませんでした。この村は「わしは好かん」と言ったかどうかは知りません。
今でも竜馬の道として大切に保存されています。この竜馬の道に途中に、梼原の千枚田があります。四国山脈のど真ん中です。でも、百姓は趣味でつくっているのが半分です。昨日も雨のなか、消費者との稲刈りが新聞に出ていました。ニュースにうまく乗せられている点もあるような気がしてなりません。僕のきっとひがみですよね。
時代の流れに身を任せられない、竜馬の血が流れているのかな・・そんな思いで夜道を歩きました。
有機農業も自然農業も竜馬からすれば「オマンらあ まだ そんなことをしゆうかよ」と言うと思います。竜馬が生きていたら「馬鹿 まだパソコンとやらをうちゆうか?」と怒鳴られそうです。
グッドナイト
2000/10/6
こちらは、階段を下るように秋が深まっています。農家は追い立てられるように 収穫に汗を流しています。四万十川のほとりは、黄金色から、ありふれた水田の姿となり、冬の訪れの近いことを感じさせられます。「四万十錦」というスバラシイ米もありますが、飽食の前には、哀れなものです。
減反の押し付けによって、生産が抑制され、消費者の希望するだけの量がつくれないのです。
こだわり商品に取り組んでいるスーパーや八百屋さんにもショウガはお世話になっていますが、市場にはだしていません。そこまでの量を生産できないのです。農薬を使用しないと生産量に限界があります。農薬使用栽培での大量生産の方が利益が大きいので、なかなか有機栽培に取り組む生産者が増えてこないのが現実です。
私達はつくることはできますが、売ることは苦手です。そこで都市を中心にお世話くださる流通の専門家のバイヤーの方が必要になってくると思います。どうぞ百姓に知恵を貸してください。
2000/10/4
私は十数年前から「高知 土と命を守る会」を作り 無農薬農業に取り組んできました。守る会はいまや風前のともし火です。が、それでも頑張っています。政府の農政の無策に泣かされて今日に至りました。米はいま泣いています。工業と同じ発想で農業を考えることの誤りは、戦後の飢餓日本の姿が語りかけて余りあると思うのですが〜。
ア〜ラ、肝心なことを忘れていました。私の村は、原発に揺れた窪川町の隣村です。国道も、電車も、信号もない村に住んでいます。冗談ではなく真実なんです。日本の歩む激流の谷間で忘れ去れようとしていますが、こんな村でもドッコイ生きていることの証がほしいと思っています。本当に藁をもすがる思いです。
生産している作物は米、ショウガ、ニラ等で、無農薬を主体にしています。ショウガはポストハーベストの典型的な作物で、貯蔵中も農薬漬けですが 私達は使わないで貯蔵しています。最近は薬用に使う方が多くなりました。
生協さんや自然食品関係の組織にお世話になっています。東京の方にも一部ですがお世話になり、四万十川源流の産物として、ヒイキにしていただいています。四万十川を愛する都市の方々と農産物を通じて結び付けられてゆく心の交流が私達の財産だと思います。ともにこの財産を共有することのできますことを祈っています。
一度遊びにおいでて下さいませ。
2000/10/2
はじめまして。小生 四万十川の山奥でイノシシやタヌキと暮らしています。農産物も無農薬ですので、野生動物はよく知っていて、先に食べます。流通に関して何か知恵はないものかと考えています。
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