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四万十の村株式会社


 大野見村は四万十源流域にありますが、最寄り駅のJR土佐久礼駅まで約13km、土佐久礼駅からは海岸まで徒歩15分です。ひと山越えれば海が近いということで、大野見の人たちにとって海はごく身近です。もっとも車が一般的でない時代は1日数本のバスで峠越えをしなければならず大変でした。昔は「(一番近い)町へ行く」というと、泊まりがけで出かけ、近所の人にいろいろな用事を頼まれたりしたものです。しかし、自動車が普及したのと、七子峠というところにトンネルができたおかげで、近隣の町(須崎市、中土佐町、窪川町)へ行くのに30分程度で行けるようになりました。
 四万十川上流域が海に近いというと、不思議な感じがするでしょう。地図を見て確認してください。オモシロイと思いますよ。
 ところで、四万十の村株式会社も大野見村では「おらが村の会社」として期待されています。ここでは水工場を併設していて、四万十源流の水を製造販売するほか、周辺地域まで含めた特産品を販売しています。大野見村を通過するときには、ここで一休みしてみてください。
 
  この会社は1991年に設立、92年4月から水の製造販売を開始しました。10年が経過し、約4種類、年間約100万本生産しています。見た目は小さな工場ですが、設備を完備して衛生的に詰めていますから安心して注文してください。
写真は物産館、左側に工場を併設しています。 正面に水がたくさん並んでいます。全国からの宅配に応じています。

 私たち住民はおいしい水の恩恵を受けているので、水を買うという意識はありませんが、全国には水がまずい地域がずいぶんあるようで、店にはその日発送する水のケースが積まれています。もともとは大野見村内にある久万秋(くまあき)地区の湧き水(会社から数十m)がおいしいということで評判になり、村外からも汲みにくるほどだったので、なんとか水を特産品にできないかということで工場がつくられました。この湧水は現在でも遠くから汲みにくる人がいます。確かに、おいしい水です。山中にパイプを通して湧水を吸い上げ、それを濾過して加熱処理をし、真空充填しています。 
 工場長の岡村謙介さんがニコニコと話してくれました。

「『四万十の水紀行』については、ようやく量販店は四国全域に行き渡ったところです。『四万十の水紀行』は山からわき出たものですが、海洋深層水を加えてミネラルを補強した『クリアマリン』、特産のゆずを使った『ゆずの天然水』などもあります。うちは水がメインですが、大野見村の特産品として『四万十杜仲茶』や『しょうがゼリー』などもオススメです」
 
ふだんは地元の人が多いけれど、夏はキャンプにきている大学生が多く利用してくれるそうです。
工場長の岡村謙介さん。「おいしい水です。ぜひ飲んでください!!」 森林資源を活用したミネラルウォーターのところにピッタリの森野裕香さん 


 左から「四万十のゆず紀行」、ゆずの味がほんのり、夏場には特に爽快感があります。
 「四万十の水紀行」は、2リットル6本入り、500ミリリットル24本入りのケースで、宅配注文は最も多い人気商品です。
 「同行二人、お大師一滴、大願成就」は、四国88か所を巡るお遍路さんにぜひ飲んでいただきたいものです。
 一番右は「クリアマリン」。これは海洋深層水を加えて、ミネラルたっぷりなので、栄養成分を書いておきましょう。

●クリアマリンの栄養成分表示(1000ml当たり)
エネルギー

0kcal

カルシウムイオン 12.4mg
たんぱく質 0g マグネシウムイオン 26.1mg
脂質 0g カリウムイオン 8.2mg
炭水化物 0g    
ナトリウム 196.0mg    

 
 工場長オススメの四万十杜仲茶としょうがゼリーです。ゼリーはほかに「ゆずゼリー」や「やまももゼリー」などもあります。

 四万十源流の鮎も販売しています。四万十の村(株)入り口のところには冷凍アユ販売所と書かれています。冷凍アユといっても、天然のアユなのでおいしいですよ。私もお客さんが見えたときには、ここのアユを買ってきて食べてもらいます。もちろん、四万十川のアユが解禁になると釣りにも出かけます。(2002.3.12)

【四万十の村株式会社】
〒789-1403 高知県高岡郡大野見村区万秋8番地
電話0889-57-2309 FAX0889-57-2300
shimanto@lily.ocn.ne.jp

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